旧・望月志乃の ひびわれたまご

大人の発達障害(ADHD)当事者のイラストレーター望月志乃が、生きづらさや”楽”について考えるブログ。

ベビーカー否定派に伝えたい3つのこと

f:id:shinoegg:20170102184106j:plain風のように去りぬ

 

どうも。志乃です。

Twitterで、とあるベビーカーに関するツイートが回ってきました。そのことについて言及したところ、反響があったため、記事としてまとめておくことにしました。

宜しければお付き合いください。

(ツイートを埋め込むため、表示が遅れる場合があります。すみませんが少々お待ちください)

 発端となったツイート

とある方が、初詣に訪れた際、次のような看板を目にしたそうです。

『ベビーカー利用自粛のお願い』

年末年始は境内混雑のためご入門をお断りする場合がございます。

その方はそれを見て、「何の落ち度もないママさんが、初詣に来てこれを見たらどう思うだろう」と、残念な気持ちになったそうで、松葉杖の人、車椅子の人、高齢者、視覚障害者も、全部遠慮しろということにはならないだろうかと、疑問を投げかけていらっしゃいました。

一方で、「混雑時は避ければいいだけだろう」、「ベビーカーを使わなければいい」、「抱っこをすればいい」という意見も目にしました。確かにそれも方法の一つだと、私は思います。

混雑時は危ないのは事実ですしね…。わたしは、この神社の対応を批判するつもりはありません。

 

消去法でベビーカーが必須アイテムだった

ここからは、冒頭のツイートの話題とは外れるのですが。

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「なるべく抱っこして育てたい」と思った結果、ボロボロになり接骨院に通う羽目に。

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それでも世間の目を気にしてベビーカーを置いて外出したところ地獄をみました

赤ちゃんは重い。とても重い。そして、暴れる

ベビーカー否定派だって鬼ではない

マナーとは何なのか

ベビーカー論争について語られる時、いつもセットになるのが「ベビーカー利用者のマナー」を問う意見。余裕がないためか、周りへの配慮がおろそかになってしまうお母さんも、もしかしたら沢山いるのかもしれない。

そりゃ、「最近の親はこんなんばっかりなのか」と、反感を買うこともありますよね。

一緒にしないで欲しいと、何度も思いました。が、マナー違反者に見えるお母さんも、外からは見えないだけで、何か事情があったのかもしれない。

それに、迷惑をかけて何とも思わない人間性をお持ちのお母さんも、世界のどこかに存在している以上、そこを否定してても仕方がない。

「マナーを守らない人間」には手厳しいのが日本社会。それが良い面もあれば悪い面もあると感じています。

 

携帯の電波に、心臓ペースメーカーへの影響力なんて本当はなかったように、本当は不要なマナーを厳しく守り、破った者を厳しく批判するケースもある。

マナーって、何なんでしょうね。

 

好き好んでピリピリしている人っているのかな

乳幼児を子育て中、わたしには本当に余裕がありませんでした。

毎日ひとりきりで、ギリギリの生活を送っていました。

 世間様の迷惑にならないようにと、すり減った神経をさらに削っていました。

かと言って、子育て中ではない人たちに、余裕があるとは思えません。むしろ、余裕がある人を見つける方が難しい状況が続いています。

余裕ある者が、余裕のない者を助けるとするならば、今、みんなが余裕のない社会です。

そこに…この社会に、一体どうしたら余裕が生まれるのか、私はずっと考えています。

まとめ 

  1. 赤ちゃんは見た目よりヘビー級に重いよ
    暴れる繊細な米袋(5kg)のようなもの
  2. ベビーカーは「なくても何とかなるもの」じゃない場合が多いよ
  3. あなただって別に、鬼じゃないよね?

正しさと厳しさ。厳しさと余裕のなさ。

余裕のなさは、その人自身のせいじゃないことも多くて。

 

だからさみんな、正月くらい、ゆっくり休もうね。

追記 自分に厳しい人は他人にも厳しい

こちらの記事を読んで、コメントを下さった方が。

 私ですね。ありがとうございます。

 

余裕さえ生まれたら、うまくいくことが沢山あるような気がします。

 現場からは、以上です。

頂いた御意見を基に【反省文】を書きました

blog.shinoegg.com

 

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